小説:ブレイブストーリー感想

続いて小説版の感想、行ってみましょう!
例によって読む予定の人、回れ右!













ではいきます。
宮部みゆきの原作小説は文庫本4冊に渡る膨大な容量のファンタジーです。そのうち1/4に及ぶ部分を現代で亘に起こった悲劇と、美鶴との出会いに割いています。亘の身に起こる悲劇は「突然の両親の離婚」その原因は「父親の浮気」と言う現代ではどこにでもありそうなものです。だからこそ、その状態に置かれた亘の心情はあまりにリアルであり、正直寒気がしました。わたるの鬼気迫る心が、願いをかなえる女神のいる、限界への扉を開かせます。


幻界では、美鶴が起こす数々の残虐な事件、亘の心の闇が人を殺すなど、映画には無い残虐なシーンが登場します。ちょっと子どもには厳しいかもしれません。


ただ、原作ならではの大ボリューム、重厚なストーリーは読まなきゃ損です。さあ、映画を見た足で買いに行きましょう!